産経新聞9/26 07:00
https://www.sankei.com/article/20240926-VT6RYF34ZVMF3B3ZI5HSGURZMM/
遅れてきた秋とともに年度の後半が始まる10月。民放テレビ局にとっては春からの編成戦略を振り返り、手直しや反転攻勢をかける時期だ。日本テレビはコア層(13~49歳)に的を絞った今春の改編が振るわず、下半期は柔軟な対応にかじを切る。新ファミリーコア層(4~49歳)狙いのTBSは、より広い層(4~59歳)を考慮した新指標を導入。テレビ朝日やフジテレビはあえてターゲットを絞らない方針を継続し、テレビ東京も強みを生かした番組編成を工夫する。
日テレは上半期の視聴率が「なかなか厳しい」(江成真二総合編成センター部長)ことから、10月以降は、より広い視聴者層にアピール。平日朝の「ZIP!」を3部制にし、午前5時50分からの第1部をローカル番組とすることで、幅広い年齢層に需要がある「地域に根差した情報」を伝えやすくする。
TBSは「より多くの家族、幅広い年齢層に愛されるTBSへ」をテーマに、新指標「LTV4-59」(4歳から59歳の個人視聴率)を導入。三島圭太コンテンツ戦略部長は、令和12年に「50代の親」「20代の子供」という家庭が最も多くなるというデータを基に、「より多くの家庭に見てもらう」ための指標としている。
テレ朝はオールターゲット戦略の下、「有働タイムズ」や「グッド!モーニング」など日曜の情報報道番組を充実させるほか、バラエティー番組を強化する。奥川晃弘コンテンツ編成局長は「あらゆる世代のニーズに応えるタイムテーブルを追求する」という。
フジは「視聴率は改革途中だが、上昇気流を感じている」(中嶋優一編成部長)として、春の改編と同様に「共視聴」を重視。「テレビを1人で見る人が大半となった現代だが、たまには大切な人と一緒に見て幸せを感じてほしい」とアピールしている。
テレ東は、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」が平成17年の開始以来、初めて枠を移動し、1時間繰り上がって金曜午後8時の放送になる。工藤仁巳コンテンツ編成部長は「主な視聴層が8時台に寄ってきていることもあり、もっと続くよう8時に移動した」と説明する。
秋改編の全体的な特徴として、各局のアニメ重視の姿勢が目立つ。
フジはバラエティー番組を放送していた金曜午後11時40分をアニメ枠へ切り替え、故鳥山明氏がストーリーやキャラクターデザインを手がけた完全新作「ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)」を放送する。中嶋優一編成部長は「国民的アニメのせっかくの新作は、全国ネットがいい」として、アニメファンが視聴しやすい時間帯で放送。同局は7月にアニメ事業で収益を上げようと「アニメ事業局」を新設、子供向けではない新しい方向性を示した深夜枠「ノイタミナ」も抱えており、「『やっぱりアニメはフジテレビ』のイメージをより浸透させたい」という。
テレ朝も今秋から土曜午後11時半をドラマ枠から、旬なアニメ作品を多くの人に楽しんでもらう「IMAnimation(イマニメーション)」枠に切り替える。10月から原作コミック累計発行部数3千万部超の「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」を放送。河野太一総合編成部長は、業界の動向として「(キャラクターや作品など)新たなIP(知的財産)の開発が一つのテーマになっている」と指摘し、「よりいい時間帯でアニメの枠を設けて、ビジネス展開を模索していく」と話した。
ほかに、金曜午後11時は日テレ、土曜午後11時はテレ東が引き続きアニメ枠を編成している。(三宅令、大森貴弘)
引用元: ・【TV】テレビ局秋の番組改編 地域情報拡大、新指標導入で、より広い視聴者に [征夷大将軍★]
ローカルはローカルで県庁所在地のネタばかりだけどな。
どうにもならないんじゃないの?
あんなもの大人は見ないでしょ?
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